茜田千「さらば、佳き日」

茜田千「さらば、佳き日」

茜田千(あかねだ ゆき)先生の作品です。
以前「春とみどり」をご紹介した時に、背表紙でピンときたお話を書きましたが、この本もまさに「それ」でした。

タイトルの「さらば、佳き日」。
帯の『僕の妻は 妹でした』。

でも誤解のないように、帯のコメントを引用しておきます。

『これは『禁断のラブストーリー』ではない。
 兄に生まれた男と、妹に生まれた女の、
 心を灼くような恋のはなし。』 ―です。

繰り返しますが、これは『禁断のラブストーリー』ではありません。

薄氷を履むような危うさのなかで、それをかいくぐる様に紡がれる二人の心。
これを読むと、いろんな意味でドキドキしてしまうのです。

二人には幸せになってほしい…のですが、今のところ、タイトルの「さらば、」が本当に意味するところはわかっていません。
6巻が待ち遠しいです。


(COMIC it 2015年vol.1から連載中)

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